個人事業主の開業届の書き方

個人事業主として開業をする場合には、税務署に提出する開業届を用意しなければならない。この開業届の記入方法は難しいものではないが、一見しただけでは、何を書いたらいいか、どこまで書いたらいいか迷う項目もある。

まず納税地という項目だが、住所地、居所地、事業所等の三つから選ぶことになる。住民票があれば住所地を選択すればよい。次に迷いそうなものとしては職業という項目がある。士業であればその資格を書けばよいが、ある程度の内容がわかればよいので神経質になる必要はなく、ホームページ制作など具体的に記入してもよいし、職種によってはコンサルタントなどと記入することも問題ない。複数の職業を記入することも可能である。

さらに屋号についてだが、これはお店や事務所の名称と考えればよく、まだ決まっていなければ空欄でも問題ないが、このタイミングで決めるのがよいであろう。開業日については、お店や事務所をオープンする日でよい。自宅で開業するような場合は、最初の売り上げが計上される前の日付で設定することがポイントだ。

また、事業の概要という項目については、ある程度具体的に職業の内容を記入するところだが、あまり専門用語を使いすぎないように気を付けることが大切だ。

従業員を最初から雇う場合には、給与等の支払の状況という項目も記入する必要がある。この項目にある専従者というのは、家族などがフルタイムでその事業で働く場合をいう。