会計の知識と会計ソフトについて

会社から独立して個人事業主になると、様々な手続きを自分で行わなければならなくなる。
会計事務もその1つだ。金銭に直接かかわることである会計をないがしろにしていると、経済的な損失につながりかねないので、しっかり理解しておきたい。

まず、勘定科目について知っておくべきだ。会社の金銭の出入を管理する際、帳簿を使って記録するが、勘定科目はその際に使われる見出しのようなものだ。
家計簿をつける際に「光熱費」や「食費」と項目ごとに分けることと似ている。勘定科目は大きく分けて資産、負債、純資産、収益、費用の5つに分かれており、そこからさらに細分化されていく。

会社の金銭の動きを勘定科目ごとに分けて管理することで、この先何にどれくらいのお金を使えるかなどを判断できるようになる。金銭の動きを勘定科目ごとに分けていく作業を仕訳という。ただ記録すればいいというわけではなく仕訳には共通したルールがあり、そのルール通りに書かなければ決算書作成時や確定申告時にトラブルに発展することもある。

このような会計作業は多大な時間と体力を要するため、会計ソフトを使って自計化している企業もある。例えばクラウド会計ソフトの「freee会計」などは、クレジットカードの利用履歴を自動で記録したり、レジと連動して会計作業を自動で済ませたりする優れもので、多くの個人事業主に利用されている。

その他にも「マネーフォワードクラウド確定申告」「Hanjo申告」など多くの会計ソフトがある。会計を雇う余裕がないし、自分でやる時間もないという駆け出しの個人事業主には強い味方となるだろう。